ゴキブリ必殺剤 3
こん虫やほ乳類などの動物には、体中に神経細胞が張りめぐらされています。
その神経細胞のかたまっているところが中枢神経で、ヒトなどのほ乳類では、脳やせき髄がそれに当たります。
手足や目、耳などの末端の神経細胞が、暑い、痛い、明るいといった各種の情報を集め、それをもとに脳が自律神経系統を働かせているのです。
末端や中枢の、この神経系統の働きを狂わせると、動物は生きていけなくなります。
ピレスロイドにはその働きがあるのです。
神経細胞が無数に連なって、いわゆる"神経"となりますが、神経の中を情報は電気信号となって伝わります。
ピレスロイドはこの神経細胞の軸索に作用して電気信号をかき乱すので、神経はマヒするのです。
羽や手足が正常に動かなくなった虫は、ひっくり返り、やがて死にます。
ひっくり返る前に一種の錯乱状態に陥り、大暴れすることもあります。
その結果、狭いすき間に潜んでいたゴキブリが、ぞろぞろとはい出してくるのです。
スプラッシュ(追い出し)効果と呼ばれます。
この効果に特にすぐれた成分もわかっており、キラー(殺虫)効果の高い成分と併せて使えば、死んだ虫を捨てるのがラクになります。